コンタクトレンズ全般について

度数やベースカーブの数値が同じなら、違う種類のレンズを使用できますか?

コンタクトレンズは、パッケージに表示されている直径やベースカーブ・度数などの数値が同じでも、素材や製法・レンズデザインなどの違いがフィッティングや見え方に影響することがあるので、表示されている数値だけを基準にしてレンズを選ぶことはできません。

違うメーカーのレンズに変更する場合はもちろん、同じメーカーのレンズでもレンズの種類を変更する場合は、改めて眼科医による検査と処方を受けてください。

海やプールで泳ぐ時、コンタクトレンズをつけたままでも大丈夫ですか?

水泳中にコンタクトレンズをつけていると、レンズが流されてしまったり、海水の塩分やプールの水に含まれる消毒剤などがレンズに悪影響を与えたりすることがあるので、水泳中はレンズをはずしてください。

コンタクトレンズは、化粧の前と後、どちらで装用したらよいですか?

化粧をした後にコンタクトレンズを装用すると、手に残っている化粧品の成分や目の周りについたマスカラやアイシャドウがレンズに付着する恐れがあるので、コンタクトレンズは化粧をする前に装用してください。

飛行機の中でもコンタクトレンズをつけたままで大丈夫ですか?

基本的には問題はありませんが、機内は湿度が低くなりやすいため、目の乾きを感じる方が多いようです。目の乾きを感じたときには、目薬(人工涙液)を点眼してください。また、搭乗時間が長くなる場合は、できるだけ目の負担を軽くするよう、レンズをはずしてメガネに替えることをおすすめします。

当社ではレニュー ブランドの目薬「リフレッシュモイスト第3類医薬品」、「フィット&モイスト第3類医薬品」を販売しております。いずれもコンタクトレンズ装用中に、またレンズを装用していないときに使用できます。

コンタクトレンズを入れている時、目にゴミが入ったらどうしたらいいですか?

2週間交換タイプのコンタクトレンズをお使いの場合は、すぐにレンズをはずして「レニュー フレッシュ(販売名:レニュー マルチプラス 医薬部外品 ソフトコンタクトレンズ消毒剤)」「レニュー センシティブ(販売名:レニュー 医薬部外品 ソフトコンタクトレンズ消毒剤)」などの1ボトルタイプのケア用品やソフトコンタクトレンズ用保存液で軽くすすぎ洗いをしてから目に入れ直してください。

1日使い捨てタイプのコンタクトレンズをお使いの場合は、目薬(人工涙液)を点眼し、まばたきをすることで洗い流してください。それでも異物感が解消しない場合は、新しいレンズに交換してください。

上記の対応を行っても異物感が解消しない場合は、レンズをはずし、眼科医による検査を受けてください。

つけているコンタクトレンズの上から目薬をさしてもいいですか?

ソフトコンタクトレンズ装用中に目薬(人工涙液以外)を使用すると、薬の成分がレンズに浸透し、レンズが変形・変色したり、レンズに残留した薬の成分が目に影響を与えたりすることがあるので注意が必要です。目薬(人工涙液以外)を使用する場合は、使用前に眼科医に相談し、その指示に従ってください。ドラッグストア等で購入する際は、パッケージの注意書きを良く読み「CL上の点眼可能」となっているものを使用してください。

なお、レンズ装用中に目の乾きを感じる場合には、目薬(人工涙液)の使用をお勧めします。
当社ではレニュー ブランドの目薬「リフレッシュモイスト第3類医薬品」、「フィット&モイスト第3類医薬品」を販売しております。いずれもコンタクトレンズ装用中に、またレンズを装用していないときに使用できます。

ソフトコンタクトレンズを乾燥させてしまいましたが、使用できますか?

一度乾燥したレンズは使用せず、新しいレンズを装用してください。乾燥したレンズは、保存液などに浸しても、レンズが変形・破損している場合があります。

終日装用/連続装用とは何ですか?

起きているときにレンズをつけ、寝る前にはずす装用法を「終日装用」といいます。一方、眠っているときにもレンズをつけたままにしておく装用法を「連続装用」といいます。

連続装用を行う場合は、事前に眼科医による検査を受ける必要があります。検査の結果によっては連続装用が出来ない場合や、連続装用の日数が短くなる場合があります。

コンタクトレンズをつけたまま眠ってもいいですか? 仮眠程度でもコンタクトレンズをはずす必要はありますか?

眼科医から終日装用を指導されている場合は、仮眠程度であっても眠るときにはコンタクトレンズをはずしてください。連続装用を希望される場合には、眼科医に相談してください。

  • 連続装用とは、眠っているときもレンズをつけたままでいる装用法をいいます。

コンタクトレンズが目の裏側に入って取れなくなってしまうことはありますか?

まぶたの奥は袋状の行き止まりになっているので、レンズが目の裏側に入って取れなくなってしまう心配はありません。

レンズの表裏はどうやって見分ければよいですか?

レンズの表裏は、レンズを指先にのせたときのレンズの形状で判別することができます。人差し指の先にレンズをのせ、横からかざして見たときに、お椀のような丸い形であれば表向き、レンズの縁が外側に反り返っていれば裏向きです。

イメージ:表向き

表向き

イメージ:裏向き

裏向き

レンズ表裏の見分け方の説明は、下記のページでもご覧いただけます。
コンタクトレンズの取扱い方法「レンズのチェック」

レンズの左右がわからなくなってしまいました。 確認する方法はありますか?

見え方で判断がつかない場合は、処方を受けた眼科医に相談してください。
ボシュロムでは、お使いのコンタクトレンズの度数を記録し、必要なときに携帯電話やパソコンから確認できる無料サービス「Myレンズデータメモ」を提供しています。レンズの度数は、パッケージに表示されていますので、このサービスにお使いのレンズデータを記録しておけば、左右がわからなくなってしまった場合の確認ができます。

装用したレンズの色が変わったのですが使用しても大丈夫ですか?

ソフトコンタクトレンズが変色する要因としては、一般的に目薬等の薬品や化粧品、インク等の染料がレンズ内に取り込まれたことが考えられます。
取り込まれた成分によっては、目に影響を与えることがありますので、変色したレンズは使用しないでください。

コンタクトレンズがあればメガネは必要ありませんか?

目の調子が悪いときなど、コンタクトレンズの装用ができないことがあります。目の調子が悪くなくても、レンズを外し目を休ませる時間を取るためにも、メガネは必ず用意しておきましょう。

使い捨てコンタクトレンズを捨てる場合は、どの種類のゴミとして処理すればよいですか?

レンズとブリスターパックはプラスチック、ブリスターパックのラベルはアルミ素材で作られています。お住まいの地域の自治体の指示に従って処分してください。

乱視なのですが、使い捨てソフトコンタクトレンズは使用できますか?

ボシュロムでは以下の乱視用使い捨てソフトコンタクトレンズをご用意しています。幅広い度数範囲を取り揃えていますので、まずは眼科医にご相談ください。

  • メダリスト フレッシュフィット コンフォートモイスト<乱視用>
    販売名:ボシュロム メダリスト フレッシュフィット 医療機器承認番号:22300BZX00257000
  • メダリスト 66 トーリック
    販売名:メダリスト 66 トーリック 医療機器承認番号:21100BZY00282000
  • バイオトゥルー ワンデー トーリック
    販売名:バイオトゥルー® ワンデー 医療機器承認番号:22500BZX00177000
  • メダリスト ワンデー プラス<乱視用>
    販売名:ボシュロム メダリスト ワンデープラス 医療機器承認番号:21700BZY00170000

老眼(老視眼)とは何ですか?

人間の目は、近くを見るとき、遠くを見るときで水晶体(レンズ)の厚さを自動的に調節して見たいものにピントを合わせる機能を持っていますが、加齢とともに水晶体が硬くなったり、それを支える毛様体の働きが低下したりして、近くにピントを合わせることが難しくなります。これがいわゆる老眼です。
約30cm以上離さないと新聞などの細かい文字が読みにくい場合は、老眼の可能性があります。老眼は一般的には40歳を過ぎたころから始まりますが、個人差があり、早い人では30代半ばから始まることもあります。

遠近両用コンタクトは何故一枚で遠くも近くも見えるのですか?

普段、私たちの目は、遠くにあるものと近くにあるものを同時に捉えています。その中で「見たい」と思うものだけを、脳が無意識に選んで認識しています。

一枚のレンズに遠く用と近く用の度数が入っている遠近両用コンタクトレンズは、この脳の視覚機能を利用し、遠くを見るときは遠く用の度数を通した像を、近くを見るときは近く用の度数を通した像を脳が認識するように作られています。

ボシュロムの遠近両用使い捨てソフトコンタクトレンズを使っていますが、見えにくい(ぼやける)ことがあるのですが。

遠近両用コンタクトレンズは、一枚のレンズに遠く用と近く用の度数が入っています。遠く用の度数を通した像と近く用の度数を通した像は、脳の視覚機能により、「見たい」と思うものだけが無意識に選ばれ、認識されます。

この遠近の認識の切り替えに慣れるまでの間は、視界がぼやけたり見え方に違和感を覚えたりする場合があります。慣れるまでの時間には個人差がありますが、まずは1週間ほど試してみてください。
1週間を過ぎても慣れない場合、レンズの度数などを調整することによって改善される場合がありますので、眼科医にご相談ください。